無性に富士山が見たくなることってありませんか。ちっぽけにしか見えない都心の展望台からではなく、その大きさに圧倒される間近で。
自転車でそんな風に富士山を楽しめるといえば富士吉田方面ですが…都内からの輪行だと交通費が高めなのが気になります。在来線乗り継ぎで片道2,000円、特急を使うと4,000円。そんな価格感なのです。
「もうちょっと安く行けないかなぁ」
そう思ったらありました、半額以下とかで済むコースが。
パノラマ展望台をつないで走る
まずは輪行で小田急小田原線 新松田駅(神奈川県)へ。往路でかかる費用は新宿からだと790円です。
走り始めるとすぐに富士山が見えます。
でも、まだ物足りないし、手前の山が邪魔。
近づいてみましょう。ちょっと坂が入りますが…
10kmも走れば…
足柄峠の展望台に到着。富士山にぐっと近づきました。
少し下ったところにある展望台もいい景色です。
もっと近寄るべく、先に進みます。その道すがらでも富士山が。
またちょっと坂に入ります。
御殿場方面の景色とコンクリートドーナツがどーん。
一瞬だけ神奈川に帰還。そこからさらに進むと…
目に富士山が飛び込んできます。冬は空気が澄んでいて、その奥に冠雪した南アルプスがはっきりと。
自転車やバイクの撮影スポットとしても有名な山中湖パノラマ台です。
山中湖まで下り、北岸のサイクリングロードへ。こちらも視界を遮るものは一切ありません。
こういうリゾートっぽい雰囲気もいいですよね。併せて立ち寄っておきたいところです。
ゴールは御殿場、最後まで富士山尽くしです。JR御殿場線 御殿場駅から新宿駅までは1300円です。
コースの全貌
小田急小田原線 新松田駅を起点とし、足柄峠と明神三国峠を上って、山中湖経由でJR御殿場線 御殿場駅から帰還する、というコースです。
運賃の高い富士急を使わないのがまずポイント。新宿からだと往復2,100円で済みます。
足柄峠の展望台・明神三国峠からの下りにあるパノラマ台・山中湖北岸のサイクリングロードはいずれも非常に見通しが良く、富士山の豊かな表情も堪能できます。
上り応えも抜群
経路上にある足柄峠(距離10km獲得票高648m平均勾配6%)も明神三国峠(距離6.6km獲得票高684m平均勾配10%)もたいがいなレベルの激坂なので、難度は首都圏でできるライドの中でもトップクラスと思われます。
特に明神三国峠は、2020年 東京五輪の男子ロードレースでコースに採用されており、最大勾配は18%。平均でも10%超えで、E-Bikeで行ってもいいくらい上り応えがあります。
景色は抜群に良く達成感には凄まじいものがあります。空気の澄んだ冬の晴れた日に挑んでみてもいいかもしれません。
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